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- 202110.06
- PRESS RELEASE
A&A リアムフジ “The Manabe Equation House” ノーベル物理学賞を受賞 気象学者・真鍋 淑郎氏の研究からインスピレーションを受けた宿泊施設が岡山に
公益財団法人石川文化振興財団が運営する宿泊施設『A&A』のひとつ、A&A リアムフジ“The Manabe Equation House”はノーベル物理学賞を受賞された気象学者・真鍋 淑郎氏の研究からインスピレーションを受けた宿泊施設となっています。
当財団で行う宿泊施設プロジェクト・A&A(Artist & Architect)は岡山市内の歴史文化ゾーンおよびその周辺に、世界的に活躍する現代美術アーティストと日本人建築家がタッグを組んで宿泊施設を作っていくプロジェクトです。建物はすべて1棟建てのプライベートタイプとなっています。
その中のひとつ、A&A リアムフジ “The Manabe Equation House”は真鍋氏の研究成果にインスピレーションを受けて、アーティストであるリアム・ギリックと建築家であるマウントフジアーキテクツが作り上げたホテルとなっています。ホテルの外壁だけでなく、室内にも真鍋氏の方程式をモチーフにしたギリック作品が35点展示され、建材は環境に配慮した素材、岡山県真庭市のCLTを使って構成されています。
科学、アート、建築が三位一体となったこのホテルは、まさに未来志向であり、ホテルの形をしたアートでもあります。このホテルの存在が広く世界に知られて、ひとりでも多くの人が地球環境と文明のバランスについて考えるようになったならば、これは未来を考える時間を体験するためのホテルといえるでしょう。当財団としてもこのホテルが地球温暖化について皆さんが考えるきっかけになり、世界の人が岡山を訪れるきっかけになればと願っています。
【施設概要】
A&A リアムフジ/A&A Liam Fuji “The Manabe Equation House”
NY をベースに制作活動を行っており、岡山芸術交流2016のアーティスティックディレクターを務めた アーティスト・リアム・ギリックと、日本の建築設計事務所・MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOの両 者によって誕生した「A&A リアムフジ」。ギリックの創造の出発点は、20 世紀半ばに地球温暖化につ いての研究家として数々功績を残した気象学者・真鍋 淑郎(まなべしゅくろう)が導き出した気象学的 方程式。ギリックはこのエレガントな数式に魅せられただけでなく、「温暖化」という、ともすると政治的 な議論の対象になりがちなこの問題を、純粋に数学や科学を通じて分析・理解を促した真鍋の活動 に敬意をもち、この宿泊棟を真鍋へのオマージュと位置付けました。
MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO はこうしたギリックの視点を、社会の確信(盲信)を揺らがせ思 考させる「迷い」のトリガーとして捉え、建築デザインに落とし込んでいきます。シンプルであると同時 に複雑でもある建物は、岡山産の巨大なヒノキ集成材CLT を田の字に組んだフレームを建築の主要 なマテリアルとして起用、これをズラしながら三段積むことで、立体的で複雑な経路網が折り畳まれた 「迷いの空間体」を誕生させたのです。この「建築」は建築家とアーティストが互いのプロフェッショナル な領域を尊重しつつ、「パラレルプレイ(※)」的方法を取り入れています。地域の文脈やグローバルな 問題について同時に考えることによって構築された空間では、滞在する人自身が「迷いながら思索す る」という特別な時間を楽しむ事ができます。
※発達心理学的にいう「平行遊び」【建築情報】
構造:木造(CLT工法)
※ CLT= Cross Laminated Timber, CLT はひき板を繊維方向が直交するよう積層接着した厚型パネルの呼称
規模:2階建
延床面積:104.99㎡
【施設情報】
URL:https://a-and-a.org/
宿泊者数:最大2名
住所:〒700-0814 岡山市北区天神町9番2-1号
電話番号:086-206-2600
メールアドレス:info@a-and-a.org
予約サイト一休にて宿泊予約を受付
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- 202109.13
- PRESS RELEASE
福岡醤油ギャラリー「SDGs塾/なる塾」開催
石川文化振興財団は、運営を行う文化施設「福岡醤油ギャラリー」の第2期として、社会や地域の課題解決を目的とした新たなスペース「SDGs塾」の運営を開始します。本スペース初のプログラムとして、発達障害のある子ども向けの自立支援を目的とした「なる塾」を開催します。「SDGs塾」は、社会や地域の課題解決を目的とした活動を行う個人・団体に、活動の場として本スペースを提供するものです。
初のプログラムとして、発達障害のある子ども向けの自立支援を目的にした「なる塾」を開催し、お子さま一人ひとりにあった学習や造形活動、ゲーム等を2日間にわたって行います。
「なる塾」はSDGsの目標に置き換えると「目標4:質の高い教育をみんなに」「目標10:人や国の不平等をなくそう」に該当します。
当財団では、「SDGs塾」での活動を通して、SDGsの目標達成と持続可能な社会の実現に向けた取組を実施してまいります。【なる塾開催概要】
日程:2021年9月18日(土)、19日(日)
時間:10:00~14:00
参加者:小・中学生 計5名
内容:学習、自立、ゲーム、造形活動、音楽など
主催:公益財団法人石川文化振興財団
運営:なる塾
特別協賛:株式会社山陽新聞社
協賛:RSK山陽放送株式会社、株式会社いのうえ、株式会社イールドインテリアプロダクツ、学校法人加計学園、協同精版印刷株式会社、クラブン株式会社、小林裕彦法律事務所、医療法人清水内科医院、株式会社成通、太陽建設株式会社、株式会社中国銀行、株式会社トミヤコーポレーション、株式会社晴富、ベルデ企画株式会社、株式会社山もと、両備ホールディングス株式会社、株式会社Y2NET
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- 202103.15
- PRESS RELEASE
福岡醤油ギャラリー オープン こけら落としに「TeamLab: Tea Time in the Soy Sauce Storehouse」を開催
上:福岡醤油ギャラリー外観イメージ
中:福岡醤油ギャラリーエントランスイメージ
下:TeamLab: Tea Time in the Soy Sauce Storehouse 展覧会イメージ
公益財団法人石川文化振興財団は、芸術や地域文化の発信を行う「福岡醤油ギャラリー」(所在地:岡山市北区弓之町 17-35)を2021年4月15日(木)にオープンします。
「福岡醤油ギャラリー」は歴史的建造物「旧福岡醤油建物」を改修して誕生した文化施設です。明治に建てられた主屋と昭和初期に建てられた離れからなるこの建物は、かつては醤油製造蔵や市民銀行の窓口として使われ、地域に親しまれてきました。
本施設は多様な文化を発信する場として、展覧会の開催や一部施設の貸出、瀬戸内の食文化を堪能していただくスペースの運営を行ってまいります。
第1弾として2021年4月15日より、国内外で活躍するアーティストを招いて展覧会を開催する、地下ギャラリースペースの運営を開始します。
こけら落としとなる展覧会は「TeamLab: Tea Time in the Soy Sauce Storehouse」と題し、ア ートコレクティブ・チームラボによる展覧会を約 1 年間に渡って開催。
旧醤油蔵の地下空間が黒い水が四方に広がる茶室に生まれ変わり、音色を響かせ輝くお茶と、水の上を浮遊するランプがインタラクティブに共鳴しあう、チームラボの新作が発表されます。
当財団は、日本三名園のひとつである岡山後楽園の玄関口として栄えた後楽園門前町エリアの魅力を 高めたいという思いから、本エリアにて 2019 年よりホテルプロジェクト「A&A」の展開や飲食店の誘致を行ってきました。
今後は、旭川流域に広がる既存の観光資源との回遊性を意識しながら、エリアの賑わいを創出し、地域のさらなる活性化を図ってまいります。
【施設概要】
施設名:福岡醤油ギャラリー(FUKUOKA SHOYU GALLERY)
所在地:岡山県岡山市北区弓之町 17-35
構造:木造、一部RC造(地下)
規模:地下1階地上2階
URL:http://www.fukuokashoyu.org
【展覧会概要】
展覧会名:TeamLab: Tea Time in the Soy Sauce Storehouse
会期:2021年4月15日(木)~ 2022年3月31日(木)
時間:10:00 - 17:00(最終入場 16:30)
休館日:毎週水曜日
入場料:1000 円(税込) ※EN TEA のお茶(一杯)が含まれています。
展覧会詳細 URL:teatime.teamlab.art
主催:公益財団法人石川文化振興財団、チームラボ
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- 201909.06
- PRESS RELEASE
「A&A」プロジェクト発進
上:A&A リアムフジ/立面イメージ © Liam Gillick
下:A&A ジョナサンハセガワ/イメージパース ©︎長谷川豪建築設計事務所
今秋、公益財団法人石川文化振興財団は、岡山に現代美術アーティストとアーキテクト(建築家)が一つの建築作品をつく る「A&A」プロジェクトをスタートいたします。
その第一弾として、2つの宿泊施設「A&A リアムフジ」と「A&A ジョ ナサンハセガワ」がオープンします。
「A&A」は、岡山市内の歴史文化ゾーンおよびその周辺に、世界的に活躍する現代美術アーティストと日本人建築家がタ ッグを組んで宿泊施設を作っていくプロジェクトです。建物はすべて 1 棟建てのプライベートタイプとなっており、今後 20 年をかけて増えていく予定です。
本プロジェクトではディレクターにギャラリストの那須太郎氏(TARO NASU 代表)、アドバイザーに建築家の青木淳氏(青 木淳建築計画事務所)を迎え、当財団理事長の石川康晴がプロデューサーを務めます。
各々の豊かな空間体験を通して、芸術への理解と芸術を楽しめる滞在型都市岡山への発展を目指します。
【概要】
事業主:公益財団法人石川文化振興財団
内容:宿泊施設
宿泊人数:1名~6名まで(1棟(1客室))
価格(予定):77,000~165,000 円/1 泊(税抜・サービス料込)※時期変動性
プロデューサー:石川康晴(公益財団法人石川文化振興財団理事長)
ディレクター:那須太郎(TARO NASU 代表/ギャラリスト)
アドバイザー:青木淳(青木淳建築計画事務所)
公式 HP a-and-a.org
■Press Release
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- 201908.01
- PRESS RELEASE
教育文化助成「WAKABA」募集開始
公益財団法人石川文化振興財団では、ふるさと岡山の大地に種を蒔き、芽吹いた若葉(=次世代)の成長を支えたい、との思いから、教育文化助成「WAKABA」を立ち上げます。
支援のイメージは
・「岡山」に根差したグローバル人材の育成
・地域貢献を通じた、若者のアイデンティティの醸成
・地域における文化芸術振興や、ひとの繋がり創造
・ 多様な個性・価値観を尊重し合える社会の実現・・・といった取り組みです。
対象は2019年度後期の事業です。
詳細な募集概要は「教育文化助成WAKABA2019募集要項」をご確認ください。
みなさまのご応募をお待ちしています。
※募集要項ならびに申請書類は下記よりダウンロードをお願いいたします。
※記入フォームではございませんのでご注意ください。
■教育文化助成WAKABA2019募集要項
■WAKABA2019申請書
■個人情報の取得・利用に関する同意書